頭皮マッサージをやりすぎて頭皮の毛細血管をつぶしてしまったら頭皮が余計に硬くなってしまいます。
色々な頭皮ケア方法が見られますが、本当にその頭皮ケアは大丈夫なのでしょうか?
間違った頭皮へのケアは更なる抜け毛やフケを増やします。
今回、この頭皮ケアについて詳しく解説していきます。
健康な髪の人の頭皮の色は青白い
健康な髪の人ほど頭皮の色は青白く、頭皮が柔らかい。
健康な頭皮は本来青白いものですが、まれに赤みが出たり、ピンクがかったり、茶色い頭皮になる場合も時にはあります。
長期間茶色い頭皮になる原因は血行不良です。
血行が滞って新陳代謝が悪く、毛穴に老廃物が溜まっているので血行不良により茶色がかった肌色になってしまいます。
頭皮にはたくさんの血管があり、血流量が多ければ酸素や栄養が行き届いているので血管が透けるように白くなります。
その一方で血行が悪くなると、肌がうっ血している状態になるので血流が停滞して、頭皮が茶色くなります。
新陳代謝が悪く毛穴も詰まりやすい状態です。
また頭皮のターンオーバーもなりにくい状態になります。
髪の成長が遅くなるため、抜け毛や薄毛を引き起こします。
茶色い頭皮を改善するには、適切なマッサージするなどして血行をよくし血流量を増やすようにするとよいでしょう。
薄毛の人ほど頭皮の色は紅く、しかもゴム風船を膨らましたように頭皮が突っ張って硬くなっています。
髪がなくなると当然ながら頭皮だけになり頭皮の下は頭蓋骨でその下は大切な脳です。
脳を守るために人間の体は頭皮が厚くなっています。
それなので髪が薄くなるとそれを補うために頭皮も厚く硬くなっていくのです。そうなると新しい髪も生えにくくなっていくと言うメカニズムがあるのです。
頭蓋骨は中年期およそ40歳前後まで成長するとも言われていますが頭皮を硬くするのは毛髪の為にも避けたいところです。
頭皮を柔らかくするマッサージで頭皮を指でつまんで押し上げてみてください。
頭皮が硬く柔軟性がなければ注意したほうがいいです。
だからといって頭皮用ブラシなので叩くようなことはやめてください。頭皮と毛根を傷つけるだけです。
さらに言えば、むやみに頭皮をマッサージすぎてもよくありません。毛細血管にも悪影響を及ぼします。
誰しも耳の上のあたりのこめかみ部分は柔らかいと思います。
個人差はあると思いますが、コメカミくらいの硬さになるようにゆっくりゆっくりと、優しくマッサージしていきたい。
頭皮を4本の指の腹でゆっくりと、耳の下あたりから優しく頭頂部に持ち上げるようにマッサージする。
薄毛の部分を集中的にやるのではなく、頭皮全体をゆっくりとマッサージしてください。
またメントール系を塗るとスーッとした爽快感があり頭皮に良さそうだとおっしゃる方もいます。しかし全くの逆でメントール成分の多い育毛剤やシャンプーを使うと頭皮に好ましくありません。かぶれにつながることがあるからです。
過剰な洗髪はしてはいけない
薄毛で悩むと洗髪するたびについつい抜け毛が気になり、洗髪が億劫になりかねません。しかしその逆のパターンもあります。
メディアを見渡すと「薄毛は皮脂が原因」と主張するサロンなどがあります。
ですが、皮脂は過剰に落としすぎると身体はそれを補うためにいっそう皮脂を分泌してしまいます。
皮脂を取ろうとすれば、体が「乾いてる」と判断して余計に皮脂腺から皮脂を分泌するようになります。
毎朝毎晩、念入りに洗髪したり1日に何回も洗髪したりするのは、かえって過剰皮脂の原因になるのです。 確かに過剰な皮脂は良くありません。
しかし「皮脂は全て敵」とばかりに洗い流してしまうと、頭皮の面状態をなくしてしまいます。
水をかぶった状態の皮膚は、普通の皮膚の状態よりも弱くなります。水でふやけて通常よりも柔らかくなるためです。
洗髪のし過ぎは頭皮にも悪いのです。
ヘッドスパも闇雲に皮脂を取り除くことを目的に頭皮を強くマッサージするような施術はおすすめできません。
適度に必要な皮脂まで取り除かれてしまうと髪や頭皮にとっては必要なバリアまで除去されてしまうのです。
そうなると頭皮はどんどん弱くなるし、髪も育ちにくい環境になるだけです。
皮脂は髪と頭皮の水分蒸発を防ぎ、そして潤いを保つために必要な潤滑剤の働きをします。
これをすべて取り去ってしまうと、フケやかゆみ、炎症、さらなる抜け毛を招くのは想像に難しくないでしょう。
もちろん何日も洗髪せず、皮脂が酸化して汚れが頭皮に蓄積されてしまったら問題です。その場合は適度に洗髪すればいいだけです。
毎晩、適切なシャンプー剤を用いて洗髪すれば充分なのです。
ですから、わざわざ皮脂を取りすぎて頭皮や毛髪を痛める必要は無いのです。
しかしながら、皮脂を取り除く強力なシャンプーや特殊な機械をわざわざ用いて逆効果になるのは避けましょう。
皮脂は取りすぎると逆効果。
1日に何度もシャンプーする様な事は絶対やめましょう。
皮脂はとればとるほど皮脂腺が余計に刺激を受けます。そのために体は「皮脂が足りない、もっと出さなければいけない」と言う信号を受けて、さらに皮脂が出るようになります。
これが繰り返されるから、洗えば洗うほどそれに負けずに皮脂が分泌される。それにイライラする方もいらっしゃいます。
しかし皮脂は、必要だから分泌されるのです。
見かけが脂ぎるほど出る皮脂は、完全に食生活の乱れやストレスが原因です。体に溜まった毒素が原因と言っても良いでしょう。
洗髪は1日に1回が基本です。よほど髪が汚れて洗わなければいけない場合には、お湯などで洗い流すだけでも充分です。
もちろん特別な事情で洗わざるを得ない場合はシャンプーしても良いのですが通常は夜の入浴時に1度のシャンプー先発を基本とします。
ヘアカラーの施術も頭皮の為に選ぶべきです。
ヘアカラー剤には、ジアミンやアルカリ剤が含まれており、地肌に触れるとピリピリした痛みが生じたり上が荒れることがあります。
最も危険性が指摘されている成分は、ほとんどのヘアカラーに使われているであると思える酸化染毛剤の一種でもある、パラフェニレンジアミン。このパラフェニレンジアミンは、重篤なアレルギー反応のアナフィラキシーショック起こす可能性があると言われる成分です。
アナフィラキシーショックとは、頭皮のかぶれ・炎症・湿疹などの皮膚症状や、呼吸困難などの呼吸器系の症状が、短い時間で一気にあらわれることを意味します。
それまで大丈夫だったとしても、何度かカラーリングをくり返すうちにアレルギー反応がある日突然起こりうることもありますので、注意が必要です。
また、気軽な毛染めとして知られるヘアマニキュアに含まれるタール色素も危険性が高い成分として挙げられます。
これは旧厚生省が定めた表示指定成分の1つで、発がん性が疑われている成分です。
ブリーチ剤に含まれる過硫酸塩も危険性が高いです。この成分は、頭皮のかぶれや喘息などを引き起こす可能性があると言われています。
よく美容室で髪染めをすると美容師さんから
「痛くないでしょうか?」「ピリピリしますか?」と聞かれることがあります。
まさにそれが化学薬品の影響です。カラー剤は脱毛を誘発させやすくします。
ですから美容室のプロは、地肌に薬剤を付けないように家束を分けて塗ってくれるので、必ずプロに任せた方が賢明です。
市販のドラッグストアなどで置かれているヘアカラー剤は、安いし、自分でできるのでお手軽ですがただしその分、強い薬剤が多く使用されているケースが多いのです。
痛みも痒みもないお手軽ヘアカラー剤。
「お手軽=非常に強い薬剤」なのです。
頭皮が麻痺して痛みも痒みもなくなるから、何も感じなくなるわけです。そのリスクを考えなくてはいけません。
フケについても多くの方が悩まれています。
これは男性女性、また年齢は関係なく、共通の悩みといえます。フケは、皮膚のターンオーバーと呼ばれます。健康な頭皮の場合フケはほとんど肉眼では見えないのです。
クリニックの先生からのご意見でもこのように皮脂との関係が記載されています。
健康な頭皮は、顔などの皮膚と同じく、角質層と皮脂によって守られています。
しかし、シャンプーやブラッシングのしすぎなどによって頭皮の角質層がダメージを受けると、頭皮を守るバリア機能が損なわれてしまいます。
皮脂というと悪いものであるかのように感じますが、頭皮にとって一定量の皮脂は欠かせないものなんです。
皮脂をしっかり洗い落とそうとすると、角質層に存在する細胞間脂質(セラミドなど)やNMF(天然保湿因子)まで洗い落とされてしまい、頭皮が乾燥してしまいます。
頭を丁寧に洗ってもフケが改善しないのは、洗浄力が強すぎるシャンプーを使用したり爪を立てて頭皮を洗ってしまうことで、角質層のバリア機能が低下したり、皮脂が必要以上に取り除かれてしまっているからなんです。
頭皮のトラブルや皮脂の過剰分泌つ、ホルモンバランスの乱れによってターンオーバーが異常な状態になり、皮膚の角質がが済むと剥がれ落ちるフケははよく多くなります。
そしてフケは目立ってきます。
フケにも2種類あり、乾いたタイプのフケと脂性の湿ったフケがあります。
乾いたタイプのフケは洗浄力の強いタイプのフケは洗浄力の強いシャンプーによる皮脂の取り過ぎや偏った食生活、パーマやカラーリングなどによる頭皮への過剰な刺激や、不潔にしていることによる頭皮環境の悪化が原因として考えられます。
問題なのは脂性のフケです。
こちらは脂漏性皮脂炎の疑いもあります。
この場合、皮脂の過剰分が頭皮に残るために、そのままにしておくと皮脂が酸化していきます。
そのため、毛根の働きを弱めて抜け毛の原因にもなります。
乾いたタイプのフケよりも湿ったフケの方が要注意になります。
脂性のフケをなくすには原因菌の発生を抑えて頭皮の毛穴の皮脂を取ることが大切ですが、何よりも脂性のフケの原因菌であるマラセチア菌を抑制させる事が必要です。
その為にこのような成分が配合されたシャンプーを使用するのが良いでしょう。
ミコナゾール硝酸塩
脂症のフケの防止に使われます。
ジンクピリチオン
抗菌効果がありフケの治療成分としてシャンプー全般に使用される事が多いです
ピロクトンオラミン
真菌であるマラセチアや他の細菌にも効果があります。
グリチルリチン酸ジカリウム
抗炎症剤として、シャンプーだけでなく育毛剤にも使用してれています。
ニラゾールローション
真菌の増殖を抑える抗真菌薬。病院で脂性フケの診断を受けた場合は、ほとんどがこの成分が処方されます。
こちらでは、クリニックに行かなくても、毛髪専門医による薄毛や抜け毛相談出来て薄毛対策の適切なカウンセリングが受けれるのです。
0コメント